セミナー詳細

セミナーのご案内

テーマ 『~労使問題を長期化・複雑化させないためには~“ローパフォーマー・問題社員”への対応をめぐる法律と実務対策』
日程 2021年8月23日(月)  AM10:00~PM5:00
和歌山ビッグ愛 会議室1201号

※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、開催を中止もしくは延期する場合がございます
対象者 経営者・経営幹部、人事部門ご担当の皆様
会場 和歌山ビッグ愛 地図
受講料 会員企業の方 お一人様 13,200円
一般の方   お一人様 26,400円
(昼食代・消費税を含みます。)
定員 24名
目的 労働者の権利について、インターネットで多くの情報を手に入れられるようになった昨今ですが、それに伴い、企業側は「業務遂行能力が著しく不足している。反抗的な態度ばかりとる。職場の秩序を乱す。」といった「ローパフォーマー」や「問題社員」から会社を守るということの重要性、難しさが増してきています。

また、メンタルヘルスの問題をかかえる従業員も増加傾向にあり、その対応も、一歩間違えると賠償請求されるリスクを伴うなど、正確な知識と慎重な対応が求められます。

このような雇用関係の問題は、杓子定規な法律論だけでは対応しきれないことも多く、ご苦労をされているご担当者が多いようです。

本セミナーでは、問題社員やメンタルヘルスをめぐるトラブルの対応法と紛争予防法について、実戦経験豊富な弁護士が、事例を交えながら、具体的に解説いたします。
講師 弁護士  野口 大 氏
講師略歴 企業法務・人事労務に強い弁護士として全国的に著名であり、労働裁判や労基署調査、団体交渉等を専ら会社側・経営側の立場で数多く手がけている。

紛争事案のみならず、現場に入って社員面談等も行ったり、紛争予防ノウハウを駆使する等、数少ない「人事労務コンサルタント型弁護士」として、北海道から沖縄まで全国の多数の企業のブレーンをつとめている。

【著書】「労務管理における労働法上のグレーゾーンとその対応」(日本法令)
カリキュラム 1.問題社員の種類
  A:仕事そのものの能力が低い
  B:会社の秩序を乱したり反抗する
  C:AとBのミックス
 
2.解雇についての基礎的知識
(1)解雇予告は単なる手続き
   解雇有効無効にはあまり関係ない
(2)有効に解雇するための決め手はなにか
   問題点を解消するための努力を尽くすことが重要
(3)普通解雇と懲戒解雇の違いを理解しているか
(4)試用期間中の場合
(5)契約社員の場合 
   
3.事例紹介
解雇有効か無効かが分かれるポイントは何か
(1)能力不足(ミスが多い、仕事が遅い)
(2)仕事をサボる(勤務懈怠)
(3)上司の指示に従わない(業務命令違反)
(4)反抗的
(5)会社批判・会社の信用を損なう情報を流す
(6)同業他社へ転職するように勧誘
(7)暴言
(8)不正行為・手当の不正受給
(9)遅刻・欠勤が多い
(10)内部告発
(11)その他

4.問題社員への正しい対処方法

5.問題社員対応と関連論点
(1)注意指導とパワハラの違い
(2)降職と降格の違い
(3)賞与減額
(4)人事考課
(5)懲戒処分

6.退職勧奨の方法

7.メンタル疾患の社員
(1)メンタル疾患の部下に対応する場合の基本
   素人判断が命取り
(2)軽作業なら復職できると言われた場合
(3)軽作業に変更したので賃金を下げることはできるか
(4)同時に指示を出すと混乱する社員
   事細かに指示を出さないと対応できない社員
(5)労災扱いにしろとの要求がある場合 
   簡単に応じてはならない
戻る

ページの先頭へ戻る